実に2ヶ月ぶりのまともな絵だー!
2ヶ月の間たまにラフを描くくらいしかしてない人間が絵描きを名乗って良いものか…フォロワーが褒めてくれても絵師を自称できないのはこういう所があるからよねホント、リアルが忙しかったとはいえ遅筆も大概にせんといかんね
さてさて今回は「大蝦蟇」を描かせて頂きました
オオガマって読むんだよ、カタカナなら あーあの妖怪ね ってなったかな?
夏には蛇も食べるとかなんとか pic.twitter.com/r0a5OYBhuU
— 鮮度0.02 (@KaniKoukaku) 2021年11月22日
いいねやRT等していただけると魂が救済されます
テーマとしては「食う(男を)寝る(男と)遊ぶ(男と)大好きカエル娘」ってかんじ
ヒキガエルなので全体としては腕と脚を太めで張りがあるかんじに(なんかもうこれは蛙要素というより最早俺の趣味です)
上半身はダボっと着込んで下半身は装飾少なめの所謂愛されシルエットを意識
山伏×JK×カエル というかんじでまとめてみました
以下服飾解説
・ブレスレットと脚絆
大蝦蟇は山で生活する妖怪で足腰も丈夫なので山伏っぽい要素として腕には数珠的な物、脚には脚絆を追加
ブレスレットは数珠と蛙の卵or水泡っぽく、脚絆は制服のハイソックスっぽい色に
・着物
学校の制服にジッパージャケット羽織ってるかんじ、実際は着物に半纏だけどね
上着はジャージっぽさも出しつつヒキガエルの体に入ってる黒白のラインを模様にした
これはフード付きになっていて、かぶるとカエルにカエルが覆い被さってる 所謂交尾の様子を再現できるようになっている
着物と上着の色はそれぞれ「ヒキガエル 交尾」で検索かけてパッと出てくる雄雌の蛙カラーにしています(この色は個体差があるので一概に雄雌の色とは言えないんだけど、まぁパッと見で伝える為の記号ってことで)
・髪と頭
リクエストに「ツインテロング(ストレート)」とあったのでまずそれは確定として、「なんか頬のつやつやがすごい」も入れるので、頭全体で蛙を表現してみた、伝わってるかな?
キャラ全体を蛙として見た時に 髪が蛙の頭、色白な顔部分が蛙の口という配置になる
頬のつやつやは蛙の鳴嚢で表現、ただ 残念というか突つかれると痛いのが「ヒキガエルは頬を膨らませない」という点
蛙の多くは鳴く時に頬じゃなくて喉を膨らませる、鳴嚢が二つあるのはトノサマガエルみたいな一部の種類だけなんですよね
なので「毒を頬いっぱいに溜め込む」てことで鳴嚢じゃないアピして誤魔化してるんですが…
・槍
大蝦蟇には槍を持ってる個体もいるらしいので「槍 兼周囲に毒を吐く為の煙管」とした
・小物
正直、遊んでるJK感はまだ薄いデザインだと思うので申し訳程度の補強材としての小物類
印籠はラメ入りのキラキラしてるやつ、ギャルのスマホっぽくしたかったんだけどあんまりジュエルつけまくると原型無くなるかなーと思って
あと謎のフワフワとキーホルダーね、あれ何なんだろうね、ていうか今のJKもあれ付けてんのかな?おじさんわかんねぇや!
印籠に書いてある文字は「蟾」、蛙の油から作られる強心薬である蟾酥(センソ)が入っているよ
あとタピオカ、もう今のJKってタピオカ飲んで無いのかな?まぁいいや蛙の卵っぽいってめっちゃ言われてたもんねあの飲み物、ちなみに私は飲んだことがありません
・没ネタ&余談
これは初期案というか没ネタ
三白眼の人外かーって考えて最初に浮かんだのが蛇、ツインテって幼さが出る髪型だし「逆ギレ気質でワガママなロリ蛇娘」てことで「鍛冶ヶ野の蛇」を選んだ
量頬に密度の高い暴風雨を溜め込むので頬が常に潤っているってことで進めていこう
…が「なんか頬のつやつやが凄い」要素に大苦戦、蛇神ナーガにあやかってバリ島のバロン面とか着けてみるけどこれがまたイマイチ
頬のつやつやが凄い→頬がパンパンに膨らんで宝玉のよう であれこれ考えてたんだけど、頬が膨らんでる時点で正直美少女から遠い、元々が美少女だから膨れっ面も可愛く見えるわけだし
あと俺の知識でテーマに合いそうな「頬が膨らむ生物」を思い付けなかった、ハムスターとかは毛が生えてるから「つやつや」にはならないし(毛並みをつやつやと表現することもあるけど)これがマジで悔しくて大蝦蟇に着地した時も「こんなメジャー妖怪に逃げて、知識不足も甚だしい」とまぁ凹んだ
1ヶ月半くらい悩んだ末に有名な妖怪に行き着いたのはなんとも残念だったが、ならせめて可愛く仕上げようと思ってできたのがこれ
初期案
毒の煙越しだと正体である蛙が見えるっていうかんじでした、描いてるうちに煙の事を忘れて「よーし可愛く描けた!…あ、煙描いてねぇ」となり投稿延長することになったりとなんともぐだぐだかつ未熟な回だった
いつにも増して長い記事になってしまった
いやー人外のモチーフに関しては要勉強ですな、頬を膨らませる生物ってどのくらいいるんだろうねホント
今日はここまで、ばいばい