チャージマン研!というアニメがある
言っちゃあなんだが結構昔のアニメで、当時見てたであろう人はまぁジジイでしょうな
…初見に向けたアニメ説明とかちょっとしようかと思ったけど、このブログ読んでる人なんてだいたいフォロワーだし、チャー研知ってる人ばっかだ
今そんなチャー研好きの人達、チャーケニストらがアドベントカレンダー?なるイベントをやっている
なんでも毎日誰かしらがブログでチャー研の話を取り上げるってのを一定期間やるらしい
↑これがそれ
気になる人はみてねー
Twitterでチラチラ人の記事とか見てたが、やっぱりチャー研絵描きとかMAD作者とかが多いんですなー
俺はあくまで視聴者だし、チャー研に関する作品とかも作ってないんだわ
でもまぁ俺もあの作品は好きだし、せっかくなのでアドベントカレンダーとは関係なく、個人的に語ることにする
親しみやすい未来世界
チャージマン研の世界観は所謂近未来ってやつだ、OPでも宇宙の街って言ってるしな(宇宙の街って何だろ…)
俺は歴史とか疎いので憶測だが、SFとか流行った時期なのかね
遊園地には独特なデザインのアトラクション、やたら曲線の多い建造物、人語を解し心を持ったロボット達…ドラえもんでもたまに登場する 22世紀の街並みを彷彿とさせる
けどこの世界は何もかも真新しいわけじゃない、剣道やボクシングなんかは元の姿を留めたままだしラーメン屋の出前も実にアナログだ
近未来的描写の加減
「作品」として近未来を描写する時、それが「誰に向けたものか」によって近未来というものにどこまで「身近なもの」を出すかは変わってくる
何もかも意味不明な世界というのは過去の人間には不安だとか居心地の悪さを与えるもの、言うなれば海外の全く知らない街に突然飛ばされたような感覚だ
けれど、「日本人」とか「見慣れたコンビニ」みたいな身近なもの、知ってるものがあったら安心感があるよね
「日本人が経営する宿」なんかあったら「この宿を拠点にちょっと外を散策しようかな」って異世界を楽しむ余裕さえ出て来る
だからSFホラーなんかはこういう「見慣れたもの」を排除するという演出を取る
ではチャージマン研は?あれは別にSFホラーのような「わけの分からないものに囲まれる不安感」を与えるアニメではないね
子供達に「未来へのワクワク感」とか「未来世界でも悪は決して栄えない」というような希望を与えるものだ
だから「見慣れたラーメン屋」「今と変わらないスポーツ」が大事になってくる
100年後の日本という「突飛なSF世界」を身近なものに変え、安心感を与えるのはこういう「現代にもあるもの」だからだ
馴染みの無かった世界が身近なものになれば、リアリティは増し、視聴者は没入する
この 「現代のもの」と「未来のもの」がないまぜになった世界観が、未来というものをリアルで身近なものにし、子供達に「そう遠くない未来への憧れ」を抱かせる
それはそのまま作品の魅力にも繋がっていくってわけ
今でこそ独特な言い回しが語録になったり、音声素材としてMADになったり、チャージマン研はミーム的な人気が目立つ作品だ
けれど放送当時はきっと、取っつきやすいSFアニメとして子供達に親しまれていたのだろう…
などと憶測で思いを巡らせてみる
今日はここまで、さいなら
追記.俺がチャー研を知ったきっかけは、俺がナイトメア(星のカービィのボスキャラ)を描いた時に友人が「ジュラルの魔王みたい」と言ったことだった
結果、友人よりチャー研詳しくなってしまった