「絡新婦」を振り返る

さてさて、自分で忘れないうちに昨日描いた絵を振り返るとしましょ

 


鮮度0.02 on Twitter: "ロングヘアー?違います、これは全部蜘蛛の糸… "

↑これがそれ

 

絡新婦ってのは所謂当て字ってやつで、女郎蜘蛛って名前のが有名だろうか

着物の柄わっかんねぇー!ってことで素材におんぶとだっこを任せた出来になった

 

フォロワーからのお題は「方言、黒髪ストレート、和服」のみっつ

一番気にしたのは「方言」要素だろう

元々は おとろし って妖怪を描くつもりだったんだよね

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これが『おとろし』

鳥居の上で寝てる絵が有名で前髪の主張がうるさいやつ

おとろし って名前がまず上方訛りらしいし、黒髪ロングだからね

ただこいつ、名前以外の情報がマジで無くて思いの外噛んでも味しねぇなって思ったから没になった

 

じゃあもう黒髪和服の京美人を描いて京都弁話させるしかねーな!ってことで生まれたのが今回の絡新婦

 

結果的に絡新婦の性悪さと笑顔で毒を吐く京都人のシナジーが上手いこと合わさってくれた

…あ!別に京都の人を悪く言いたいわけじゃないっすからね、むしろ「奥ゆかしい美人のイメージがあるからこそ創作で毒を吐かせた時に映える」わけですから

 

その「毒を吐く京美人妖怪」というテーマのおかげでデザインにもいろいろ散りばめて遊ぶことができたよ、例えば…

黒い前掛け:腹黒い

顔が白い:舞妓さんイメージ

糸目:糸要素

このあたりだね、腰から何本も伸びる衿?も蜘蛛の脚をイメージしている

自分で描いてて「これ和服か…?」て少し思ったけどね、和服だよ和服、これは和服

 

結構作画コスト高かったしセリフとか言わせるわけじゃないから、黒髪ストレート以外の要素伝わるか不安だったけど、フォロワーに「話し方が想像できるキャラデザ」と言って貰えて死ぬほど嬉しかったのでした(ガッツポ

 

今日はここまで、ばいばい