秋なので鬼の話するよ

さてさて…

前回に引き続き無限列車編で俺が好きな鬼の話をするから聞いてね!

前回は顔が2つある鬼について語ったんだけど今回語りたいのはもう一体の方

手長の鬼

手足めっちゃ長くておまけに腹から虫の爪?みたいなのまで出せる

こいつもねぇ…登場シーンから良いんだ…

まず曲が良いよね、軽快ながらも非常事態ってかんじの曲が流れる中乗客達が我先にと逃げていくんだけど、煉獄さんはそんな中不動&真顔で敵を見据えてるんよね

で鬼の登場ですよ、始めは電灯の逆光でややシルエット気味なんだけど、影がかったシルエットで視覚的情報量を絞ることで「手足が異様に長い何かがいる」ってのをより強調させてるんだ…

そしてね!

鬼が煉獄さんの気配に気付いて体勢を変える時に「メキ…メキィ…」みたいな音がするんだけどこれがまた人外感出してくれんだ!骨張ってて硬い人体が軋む音…歪な肉体であることを視覚と聴覚両方で主張してくれるんだよね、こういう細かい演出が「ただの人間ではない何かがいる」って実感を生み臨場感を抱かせる

キャラデザもこれまた良いよね

まず表情ね、血走って焦点の定まらない目と常に開いた口から垂れる涎、こんなの鬼じゃなくてもヤバい人って伝わるもんね

正気じゃないと一目で分かる情報をしっかり表情で出してくれている

そして刺青ね、肩のあたりに線が入ってるでしょ、これは所謂罪人の証で、罪を犯した数でより一目に付きやすい所により多く刺青が入れられる

鬼にはこの罪人の証である刺青を持つ奴が結構いる、炭治郎が鱗滝さんと出会った時、斧で首を切った鬼なんかも確か刺青が入っていた気がする

そういうの含めて考えると結構鬼を見る目変わって面白いよ、猗窩座殿なんか罪とか悪の象徴の如く全身に模様が浮き上がってるデザインだもんね、流石に人間の頃からここまで模様だらけではないけども

そうそう手長鬼の話だった、今深夜4時前なもんだから割と話が飛んだりてきとうになってるよね

この手長鬼は動きの素早さがヤバくて、アマプラとかで一時停止しながら見ると分かるんだけど1秒あたりのカット数が半端なくてさ、いやー煉獄さんとの戦いのレベルの高さを実感するよね

戦闘こそ煉獄さんの昇り炎天で一瞬にして首斬られるものの、脇腹の爪で伊之助を翻弄したり、煉獄さんに迫る動きの激しさとか、首斬られた後土煙を上げながら崩れていくシーンとか、戦闘描写のひとつひとつがめちゃくちゃに神作画

炭治郎が入隊試験で相手した人間寄りのデザインの鬼とはまた違うのも良いよね

「たくさん人を食った鬼は異形になり、血気術を操るようになる」って前情報もあって尚のことこいつらが雑魚鬼ではないってのが伝わる、そういう伏線回収は嬉しいのでどんどんやれ

チンピラみたいな雑魚鬼だったら「煉獄さんすげー!」ってなんないんすよ

言葉が通じない、明らかに異形、そんな「ただの雑魚敵じゃない鬼」だからこそ煉獄さんの実力の高さが浮き彫りにされる

逃げ送れた乗客が気になって迂闊に戦えない炭治郎、突進した伊之助を助けながら乗客も避難させるって描写もそんな実力の高さを伝えるシーン

炭治郎達は苦戦させ、鬼の怪力っぷりを披露しつつも煉獄さんには一撃で斬首される、なんとも素晴らしい敵役だったと言えるね!

猗窩座殿の強キャラっぷりも大好きなんだけど、個人的にはこういう「素晴らしい引き立て役者」に魅力を感じる、そんな蟹なのでした

 

今日はここまで、ばいばい