見てきたよ!シン・ウルトラマン
Twitterでもよくメフィラス構文とか見かけるようになってそれなりに経ちましたがね、今日突然観たくなりまして
昨日寝る前に加賀美社長の雑談枠見たせいだろうなぁ、絶対そうだ
前提知識とか
前提知識としてなんですが、俺ウルトラマン自体全然なんですよね
特撮ヒーローもまぁいろいろあるわけですが、俺は強いて言うならスーパー戦隊のオタクに寄ってまして、同じニチアサである仮面ライダーは今何がやってるかとかくらいは把握してるんですがね
ウルトラマンって夕方とかにやってたじゃないですか、早朝にもやってたんかな?
元々そこまで興味無かったし見る機会自体少なかったしでウルトラマンは全然知らん、というかんじです
けど?なんか人が興奮しながら話してるの見ると興味出るわけですよ、やっぱ目キラキラさせながら嬉しそうに話してるのが一番宣伝効果ありますわな
で観てきたよ、と
以下極めて浅い感想(ネタバレ含む)
いやーテンション上がったね!まぁウルトラマン何も知らんから「あっ!この怪獣は!」とか「このシーン知ってる!」みたいなアレは無いんだが、シンプルに迫力があってテンション上がった
シンゴジでもだったけどやっぱ今の映像技術込みで大暴れするバケモンは良いですなー!禍威獣(カイジュウ)と呼ばれてましたね
地球の生物にも似た要素と異様に攻撃的な発達の仕方した部位でしっかり生物兵器してて、一匹一匹がちゃんと強いのが良いですね
生物兵器としての禍威獣と侵略者としての異星人とでデザインがしっかり違うのも見てて面白かった
禍威獣がずんぐりむっくりなのに対して異星人凄いスラーッとしてんだよね、マジでエヴァとか使徒とかそんなかんじ
放射性物質とか電気食いてぇ!って暴れてる奴らと知的生命体として侵略に来てる異星人とだとやり方も違くて、で異星人も異星人でザラブとメフィラスとで明らかに格が違うのも後から思い出してフフッてなってた
争いが嫌いらしいメフィラス星人
メフィラスはなんというか、お前嫌味かってくらい紳士的なのが良かったですよね
地球人類より上だよ俺ってのをこれでもかと見せつけてた
人間てフィジカルじゃなくて技術とか知恵とかそういうので今日までやらせてもらってる種族じゃないですか
自慢とか驕りとまではいかなくても野生動物より頭ひとつ抜きん出てるぞって自負はある程度あるわけで、そこをいちいちツンツンして上位存在アピしてくるメフィラス君
わざわざ名刺で挨拶してくるシーンめちゃくちゃ良かったよね、向こうは自慢げな素振りとか全く無いのに、なんというか凄い「余裕」ありますよね彼
人間を巨大兵器化するプレゼンのやつも好き、地球規模で今一番ホットな女優使ってCMしてるわけですから、で事後処理も完璧と
怒ってる所にスッと謝罪の連絡寄越してネットに上がった画像やら動画やら全削除するくだりね、こいつホント仕事出来るなって思ったよ
やろうと思えば全然暴力でいけるのにわざわざ相手方を精神的に詰ませた上で、いかにも誠実な空気出しといての「私を上位存在として認めてください」ですからね
地球と宇宙人達のルール守った上で政治で勝負してくる所がこいつ良いキャラしてんなーと思った
バトルシーンもバトルシーンで迫力あって飽きなかったしね、お互い蹴りを繰り出して足の裏が合わさるのとかアツかった
俺みたいな元々興味薄い初見は「いや言うて主人公やしウルトラマンが能力強いんだろ?フィジカル勝負なら普通に勝ち確の流れやろ」みたいなことを思ってしまうから全然負けそうになってて嬉しかった
でチラチラゾーフィね、彼が真顔で見てるのに気付いてサッと帰る気になれるのもメフィラスの有能さだしゾーフィの強キャラ感も出る、私の好きなシーンです
あとBGMかっこいい!
ザラブくん
そしてこのメフィラスと比べてのザラブ星人よw
ザラブ星人雑ッ魚wwwというのはたぶん違うんだろう、あいつ全然地球人類からしたらどうしようもない相手だし
だから彼を馬鹿にするとしたら ザラブ星人だっせwwwになるんだろうかね
事前準備とか対戦相手の理解とかしっかりしたメフィラスと比べるとザラブはなんというか杜撰なんだよなぁ、言ってしまえば舐めプして負けてますからね彼
質疑応答のシーンでも「スペシウム133だ…」しか言わんもんコイツ、メフィラス君なら納得いく回答してくれたよ?
いやまぁ彼も搦め手で頑張ってはいたんだけどね、普通に見た目かっこよかったしな!
「分かり合えないなコイツとは」って実感させてくれたザラブはむしろ優しかったんだろうな、メフィラスはちゃんと地球人の理性で分かるようにしてくるせいで恐ろしさ際立ってたもん
総理入ってくるまでわざわざ頭まで下げてさ、狡猾というか悪質というかね
八つ裂き光輪で真っ二つになるザラブ君はメフィラス星人の株をしっかり上げてくれる良い役者でした
ゼッ…トン…(ピポポポポポ)…ゼッ…トン…(ピポポポポポ)…
とんでもねぇやつだったね、一兆℃の火球て!めちゃくちゃ使徒デザインだった
ゼットンに限らずメフィラスも細身で顔も人外人外してて好きだったけどゼットンは別格
最初知育パズルみたいな形態だったのに宇宙空間で起動するとどこにそんな質量があんねんみたいな変形してさ、太陽を背景に「ゼッ…トン…」て駆動音?みたいな鳴き声を発するのがマジでラスボス感あったね
まさに「絶望」を体現してた
調べたら宇宙恐竜?らしいんだけど圧倒的週末装置
発射時手足がレールガン?みたいになるのもかっこよかった(ポーズだけ見たらテディベアだけどね)
ていうかウルトラマンとのサイズ差見てびっくりした、お前そんなでっかいんだな
このサイズ差もあってゼットンが要塞のように見えたよ
不器用かわいい、最初は全然容赦なくスペシウム光線撃って山に穴開けてんだけど、以降ゆっくり着地するようになったり、街に被害出ないようになるべく上にスペシウム光線撃つようになったりして
で彼自身人間に凄い寄ろうとすんのよね、いろんな人間を見た上で人間が好きっていう
なんか凄い純粋な感情よね、ゾーフィ相手にいろいろ問答してるけど理屈が全部後に来てて「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」て俺も思ったもんね
クソデカ感情の巨人
個人的にシンゴジより好きな作品だったな
シンゴジは結構ゴジラに振り回される人間サイドの描写が面白かったんだけど、シントラマンはリアルめのフィクションなバトルシーンが多かったからかな
面倒なオタクはファンタジーとかSFにもある程度の道理とかリアルさを求めてしまうからさ…
ゼットンの一兆℃の火球だってさ、ひねくれてない小さな子供からしたら「すっげー強そう!」なんだろうけど、面倒な大人達は「一兆℃!そんなん太陽系全部が!」みたいになるわけじゃん、そういうことを考えてしまう知識とか捻くれ具合を持ったおっさんにはこういうある程度の現実味が心地よかったですね
これはもう一回見たいなぁ、ていうかこの作風でウルトラ水流とか見たいよね、キングジョーとか凄いデザインになるんだろうな
ホントはもっとキャラごとに語りたいんだけど、現時点でもうアホほど長いからここまでにしときます
ウルトラマン何も知らんくても好きな人は好きだと思う、ホントに面白かったです
今日はここまで、バイバイ